【バスケット】リバウンドをより確実に取り勝利に近づく方法

【バスケット】リバウンドをより確実に取り勝利に近づく方法

バスケットにおいて「リバウンド」がなぜ重要なのか。その必要性と理由、そしてどのようなリバウントの取り方がベストなのかをお話していきたいと思います。

 

こちらでも「リバウンドの重要性と練習方法」などを説明していますが、まずは単純に考えを砕いていきましょう。

100%全てのシュートが入る試合はほぼ無いといっていい

試合中1つのボールに対して、必ず「オフェンス」と「ディフェンス」というようにシュートを狙い得点を取ろうとする「攻めるチーム」と、得点を取られないようにシュートを阻止する「守るチーム」が存在します。

単純に考えると『簡単にシュートを打てない』状況が作られるのが「試合」ですよね。

練習中のノーマーク、いわゆる「邪魔をされない」状態で打つシュートでさえ外してしまう事はあります。

それが、ディフェンスに邪魔をされては余計に外してしまう可能性は高くなります。

という事は、

“シュートは外れる事がある”

だから『外れたボールを取る行為』が必要とされ「リバウンドという一つのプレイ」が生まれた訳ですよね。

そもそもシュートは「入る」か「入らない」かの2択(カットされるとかは含めない)なのですから、オフェンスであれば「入るまで」ディフェンスであれば「入るまでチャンスを与えない」というように、リバウンドを取る事によって『2択を1択に近づけさせる』ことが理想的なんですよね。

自チームが攻める側になる為には

試合の中で自チームが『攻める回数』と『守る回数』のどちらが多い方が良いのか。

攻める回数 → 得点を取るチャンスがある

守る回数 → シュートや得点に繋がらない

というように、シュートを打てる状態であり、かつ得点に繋がるのは『攻める回数』が多い方が良いのです。

どんな試合でも「シュートが打たれない」という事はとても難しい事です。

ボールさえ持たせない位のディフェンス力があるのならともかく、だいたい最低でも一回以上はシュートを打たれてしまうと思います。

入ってしまったらシュートを打つ以前に問題(修正点)がある訳で、シュートが外れた場合は『いかに早く攻守を切り替えられるか』が大事になってきます。

という事は、一度打たれてしまっても『ディフェンスリバウンドを確実に取る』事で攻撃をその一度で終わらせられるのです。

そして自チームの攻撃回数を増やし、シュートのチャンスを作り得点へ繋げられます。

つまり「攻撃回数を増やす=自チームがより多くの回数ボールを保持する」という事ですね。

昔と今のリバウンドの違い

10年以上前にプレイヤーとしてバスケットをしていた人なら「あ〜」と思うかもしれませんが、スラムダンクなどの影響もあるのか、試合中のリバウンドと言えば、「ゴール下のポジション争い&高さ」がメインでリバウンド争いも観ている側も興奮したものです。

ただ、最近思うのがこの数年そういったリバウンド争いをあまり見かけなくなったなと…

小学校から中高生・社会人、bリーグなど様々な試合を見ますが、当時を思い出すと物足りなさを感じてしまうのは私だけでしょうか。

とはいえ、リバウンドに限らずオフェンス・ディフェンスなど殆どが10年以上前と比べて変化しているな、と思います。

日々変わっているのは理解しているので、指導においても勉強はしています。

多分、昔やってた人は『ラン&ガン』のように攻撃主体で盛り上がりを見せていて、『ディフェンス主体』だと『ロースコア=つまらない』みたいなものがあったのではないでしょうか。

近年は、『ディフェンスに重点』を置くようになったチームが増えたような気がします。

特に、ミニや中学生の試合では『ディフェンス+リバウンド』を強化してきたチームが勝ち上がっているのではないでしょうか。

では、各チームの特徴に合わせてどのようなリバウンドが効果的かお話していきましょう。

チームの特徴別リバウンド

まず、一つ一つのチームにはそれぞれの特徴があるかと思います。

そして、そのチームにも年代が変わるごとに特徴は変わってきますので、基本的な部分は毎年全員がやれる事と特徴に合わせていくのが良いでしょう。

あくまでも、「ボックスアウト・スクリーンアウト」は必須です。

比較的背の高い選手が多い

チーム全体で割と背の高い選手が多い場合は、『高さを活かす』のがベスト。

ただ、シュートが放たれた瞬間のポジション取りが重要になってきます。ゴール下の三角形(リング真下から2歩程度)の好位置をしっかり取れるのが好ましいです。

背が高くてもポジション取りが悪ければ、その高さを活かす事は出来なくなってしまいます。

なので、

・ボックスアウト

・ボールにはジャンプで喰らいつく

・引き寄せキャッチ

・キャッチ後は肩より高いパワーポジション

というように、ポジション取りからジャンプをして空中戦を制す。

オフェンスリバウンドであれば、そのままシュートへ持ち込めるようタップ(キャッチ時も着地)練習もすれば瞬発力が鍛えられます。

背の高い選手はいるが少数

数名背の高い選手はいるが、高さで勝負が出来る程ではない場合。

こういった、ある意味勝負所が難しいチームは2つ覚えておいて良いでしょう。

①ボールの落下時に外から飛び込む

②外へチップアウト

①は飛び込みリバウンドで、NBAでも比較的背の低い選手でもやっているプレー。

外から飛び込んで来るので、助走がつき高さも増します。

②は空中戦でのキャッチは難しいが、ボールに触れる事が出来るならば結構有効です。

その代わりそのサイドでは、いつチップされても良いようにレシーバーのごとく準備しておく必要があります。

比較的背は低いがスピードはある

背の低い選手が集まる年代もありますよね。ただそういったチームはスピードがある事が多いですね。

その場合は完全に背面部で相手の動きを封じるボックスアウトよりも、身体のサイドでのスクリーンアウトの方が有効です。(正面を攻める方向へ向ける)

なぜなら、スピードがあるならばリバウンドを取った次の瞬間には「速攻」が狙えるからです。

・身体の側面部を使ったスクリーンアウト

・落下地点に近い選手がボールに飛び込む

ボックスアウトと同様、シュートが放たれた時のディフェンスの位置でしっかり相手の動きを封じる事。

そして、ボールが落下してくる位置の近い選手だけがボールに飛び込み、他の選手はキャッチする瞬間までスクリーンアウトをしたまま。

攻める方向へ身体の正面を向けておく事で、速攻の際のスタートに半歩差がつく。

サイドアウトの準備と、トップにいる選手は仲間がリバウンドを取る瞬間にはそのボールサイドの縦へ走り出すとさらに速攻に勢いが増します。

背の高さもなくスピードもない

これだ!という強みがない場合。(当チーム…)

ジャンプをしても取れない、チップアウトも出来ない飛び込みリバウンドも難しい…と結構悩みを抱える事も多いでしょう。

そういった場合は、完全にボックスアウトを徹底すること。

選手によっては反射的にボールへ両手を伸ばし近づいていってしまいますが、相手をボールへ近づけさせない事がより確実にリバウンドを取る方法になります。

選手全員(コート内だけでなくチーム全員)が出来なくてはなりません。

シュートが外れた場合にボールが落ちてくるのは、主に台形の中がほとんどです。

ですから、その中心近くへ相手を入れさせない為にその場で相手の動きを封じる事が大事になってきます。

すでにゴール下に陣取られている場合はゴールの下へ押し込む事で対処できます。

・シュートが放たれたら相手に一歩近づき背面部を密着させ動きを封じる

・落下近くの選手がボールへ飛び込む

・それ以外の選手はキャッチ時まで動きを封じる

相手の選手全員がボールへ近づく事を阻止する事で一本のリバウンドをより確実に取る事が可能です。

これは余程徹底して練習をしないとなかなか身につきません。(特に小学生)

しかし、それだけの価値があります。

リバウンド後の行動

せっかくリバウンドを取ったのに直後に奪われてしまった、または囲まれて焦ってしまい投げて(パスではなく放り投げ)相手に取られてしまった、などといった経験はありませんか?

それはリバウンド後の行動が良くなかったのかもしれません。

・リバウンドキャッチ時の着地の姿勢

・キャッチした際の身体の向き

この二つが重要になってきます。

リバウンドを取った時、どのような姿勢であるか。しっかりスタンスを取って肘を張り手首を入れ、相手からボールを身体で守っているか。

伸びきっていたりするとバランスを崩しやすく、相手に狙われてしまいます。

なので、ボックスアウトと共にキャッチ時の姿勢までしっかりやりましょう。

そして、キャッチした際に身体がどちらを向いているのか。コート内に向いているのか、外側を向いているのか。

思い浮かべて下さい。

試合中、選手たちは主にコートのどの辺りを多く動いているでしょうか。

そう、主にミドルライン(ゴールとゴールを結んだライン上)を中心に動いています。

という事は、コート内では中心ライン上に集中して人がいるのです。なので、リバウンドを取った際もコートの中心に身体を向けてしまうのは、相手へボールを向けている事になり奪われやすい状況を作り出してしまうのです。

外側を向いてリバウンドを取ったのに、すぐに中を向いてしまうのも同じです。

リバウンド後に取るべき行動

リバウンド時はコートの外に身体を向けて『肩越し』にコート内(仲間や相手の位置)を見る事が出来るようになると、ボールを奪われる可能性が減りその後の攻め出しやすさが変わるでしょう。

そして、リバウンドからはやはり中央を避け『サイドアウト』して人を広げてからの方が攻めやすくなります。

速攻などを狙って攻守の切り替えで走って行く選手も真っ直ぐ走りがちですが、やはり一旦外側へ膨らんで走る事が大事かと思います。

理由としては、

・背後からのパスは取りづらい

・ミドルライン付近はカットされる確率が高い

・シュートへ持って行く角度が難しい

などが起こるからです。

なので、コート内の選手はスペーシング(空間)をしっかり意識しましょう。

サイドアウトが出来ない場合

この瞬間が特にボールを狙われやすいです。

リバウンドを取ってサイドアウトして攻めよう…と思ったら囲まれたり仲間にビッタリとディフェンスがついてパスが出せない、と躊躇してしまうとそこに『隙(スキ)』が生まれます。

スポーツは一瞬の隙が命取りとなります。

では、なぜ躊躇してしまうのか。

それはリバウンドを取った後の選択肢が一つしかない、または身に付いていないからです。

一気に囲まれると焦って周囲にパス(放り投げ)をしがちですが、パスを出せない場合はすぐさま次の行動をしましょう。

・自分がサイドに広がる

これにより、サイドアウトをしたのと同じ様に中心ラインに人が集中していたのを分散させスペースを作る事が出来るようになります。

そうすれば、パスを出せる空間が出来るのでそこから攻め始めれば良いのです。

なので、リバウンドキャッチ時には選択肢を用意して準備が出来ているようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回はチームの特徴に合わせた効果的なリバウンドの取り方、そして、リバウンドの後までを説明しました。

チームによって攻め方や戦術などは変わってくると思いますので、それに合わせて参考にして頂ければ幸いです。

ただ、どのチームであってもリバウンドを確実に取って損はありませんので、「ボックスアウト・スクリーンアウト」は徹底して練習した方が良いでしょう。

一点でも失点を抑えて、一点でも多く得点に繋げたいですからね。

その一本のリバウンドで少しでも勝利に近づく事が出来るチーム・選手が増えますように。